ビットコインNFT「Ordinals」とは?買い方を詳しく解説【Magic Eden】

この記事で解決できるお悩み

✔ビットコイNFTって何?
✔ビットコインNFTの買い方は?
✔ビットコインNFTの今後は?

このような疑問を抱えている方のお悩みを解決できる内容です。

三吉啓宏
三吉啓宏

僕はNFTやクレジットカードなど、お金に関するブログを書いています。

この記事では『ビットコインNFT「Ordinals(オーディナル)」の買い方について』詳しく紹介します

この記事で紹介するビットコインNFT「Ordinals(オーディナル)」が理解できれば、初心者の方でも買うことができますよ。 

ぼくも、これから紹介する「ビットコインNFT」の買い方を参考に、実際にビットコインNFTを購入できました。

この記事では、画像を参考に分かりやすく解説するのでぜひ、参考にしてみてくださいね。

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ビットコインNFT「Ordinals」とは?

まずビットコインNFT、すなわち「Ordinals(オーディナルズ)」についての解説します。

これまでのNFTの大部分はイーサリアムブロックチェーンに基づいていました。

ビットコインNFTの特徴は、フルオンチェーンでデータの全てがビットコインブロックチェーン上で構築され、「Inscriptions(インスクリプションズ)」とも言われています。

またビットコインNFTの魅力は、画像などがブロックチェーン上に永続的に刻まれ残っていくことです。

そして今までのNFTでは無限に生成(mint)することが可能でしたが、ビットコインNFTでは生成できる量に上限があるため、希少性が確保されます。

ビットコインNFTとイーサリアムNFTの違い

ビットコインNFT「Ordinals(オーディナル)」とイーサリアム(ETH)NFTの違いは何なのか解説します。

画像データの保管場所

1つ目のビットコインNFTとイーサリアムNFTの違いとして、画像データがどこに保管されるのかという点です。

ビットコインNFTの特徴はブロックチェーン上に直接データを保管することですが、イーサリアムNFTでは主に保存場所へのリンク情報だけが記録され、実際のNFT自体はブロックチェーンの外側(オフチェーン)に保管されています。

イーサリアムブロックチェーンにもデータそのものを記録することは技術的にもできます。

そのようなケースではコストが大きくなるため通常はデータは外部に保管されていますが、中にはデータを直接記録したNFTも存在します。

ビットコインブロックチェーン上では「BRC-20トークン」が、「BRC-20」という規格に定められ保存されます。

セキュリティ(改ざん)性能に影響

データの保管場所の違いが、セキュリティ(改ざん)性能にも影響を与えます。

イーサリアムNFTでは、データがブロックチェーンの外側に保管されるため、保管場所であるサーバーが何らかの
問題に見舞われると、NFTそのものが消え去る危険性があります。

例えば、イーサリアムNFTがハッキングの被害に遭ったり、格納されているサーバーが倒産するかもしれません。

そうなるとブロックチェーン上にあるのはメタデータだけで、そのデータ自体を守ることは難しくなります。

一方で、ビットコインNFTはデータをブロックチェーン上に直接保管するため、もしもハッキングに遭ったとしても、そのデータは保護される可能性が高いんです。

ビットコインNFTはデータがブロックチェーン上にあるため、イーサリアムNFTよりも永続性が高くセキュリティ(改ざん)性能がしっかりしていると言えます。

NFTの希少価値が高い

ビットコインNFTは、生成できるNFTの総数が限られていることから、その希少価値が高いと評価されています。

理論的にはNFTを無限に生成(ミント)することが、イーサリアムNFTではできます。

NFTを際限なく生み出す能力は利点とみなされる一方で、過剰な供給をもたらし、その結果NFTの希少性が薄れてしまう可能性を含んでいます。

ビットコインNFTの特徴として、各NFTはビットコインの最小単位である「satoshi」の数に基づいて番号付けされます。
※1satoshi=0.00000001BTC 

ビットコインの総量が制限されているため、satoshiの総数もまた限られ、それが直接生成可能なNFTの数を制限します。

したがって、ビットコインNFTではその生成数が一定のため、希少性が確保されると言えます。

ロイヤリティの存在

イーサリアムNFTは、クリエイターへロイヤリティ手数料が支払われてきました。

ロイヤリティ手数料とはNFTの売買が行われる時に、NFTクリエイターへ一定の割合の利益が還元される仕組みを指します。

イーサリアムNFTでは、このような制度が取引ごとに発生する利益の一部を元のクリエイターへ還元するという形を採用していて、それがイーサリアムNFTの大きな利点とされています。

クリエイターとしては、ロイヤリティが提供されるイーサリアムNFTが、より収入を得るチャンスが高いという利点があるでしょう。

しかし、ビットコインNFTでは、このロイヤリティシステムは存在しません。

そのため購入者にとっては、ロイヤリティがないビットコインNFTは低価格で購入できる可能性が高いのでこちらが有利と見なされることもあります。

接続できるウォレット「Xverse Wallet」

Ordinalsに接続できるウォレットは、ビットコインブロックチェーンのトークン「BRC-20」です。

NFT取引でよく用いられるウォレット「MetaMask(メタマスク)」は基本的にイーサリアムブロックチェーン対応であり、通常はOrdinalsとは連携できません。

中には、Ordinalsのマーケットプレイスを使える「MetaMask」も存在します。

今回は、スマートフォンアプリ版として利用可能なウォレット「Xverse Wallet」(エックスバース・ウォレット)を紹介していきます。

やはり、移動中や外出先での使用が多い方々にとって、スマートフォンアプリ版がある「Xverse Wallet」が便利かと思います。

ビットコインNFT「Ordinals」の買い方

ビットコインNFT「Ordinals」(オーディナルズ)の購入手順を紹介します。

購入手順
  1. 仮想通貨口座の開設(無料)
  2. 「Xverse Wallet」でウォレットを作成(無料)
  3. ウォレットにビットコインを入金
  4. ビットコインNFTを購入 

それでは、一つずつ見ていきましょう。

今は時間が無いって方も、ウォレットを作成までしておくと良いでしょう。

①コインチェックで口座開設

ビットコインNFTを購入するため、無料でコインチェックで口座開設します。

コインチェックは、仮想通貨のビットコインを買う取引所になります。


初心者おすすめの取引所はコインチェック 

まずは国内最大手のコインチェックがおすすめです。

コインチェックはスマホアプリがあり、取り扱いの仮想通貨も多く誰でも使いやすいのが特徴です。

アプリのコインチェックなら、ビットコインを「取引所」で買えるので手数料が安くなるのが良い点ですね。

最短5分ほどで申請できるので、スキマ時間にサクッと済ませておきましょう。 

コインチェック公式サイトを見る»

コインチェックの口座開設手順は、『コインチェックの口座開設方法を紹介!』で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。


ビットコイン購入

コインチェックの口座開設が完了したら、ビットコインを買うために日本円を入金します。

「ウォレットへの送金手数料」は送金1回あたり0.0005BTC(約2,000円)の固定価格です。

「ウォレット初期化の手数料」と「作品購入の決済手数料」はネットワーク混雑状況により変動しますが、2つあわせて0.00025~0.0005BTC(1,000~2,000円)前後です。※1BTC=約430万円(2023年7月時点)

ビットコインNFTの購入代金は、手数料の「0.001BTC=約4,000円」が別途かかると思っておくといいでしょう。

②ウォレットをダウンロード

つぎに、コインチェックで購入したビットコインを保管するための「ウォレット(お財布)」を用意しましょう。

ビットコインNFT「Ordinals」を保管するウォレットとして、最も利用が多い「Xverse Wallet」(エックスバース・ウォレット)を解説します。

「Xverse」のダウンロード

「Xverse」(エックスバース)の公式サイトに行きましょう。

公式サイトの「Download」を選択します。
※「Download」は、どっちでも問題なし。

 

スマホの場合は、AndroidかiOSを選択します。

 

今回の記事ではブラウザ版をChromeに導入する流れを解説します。

「Download for Chrome」ボタンを選択。

 

「Add to Chrome」を選択。

 

「拡張機能を追加」を選択。

 

下記のポップアップが表示されれば、Chromeへの追加ができました。

以上で、ダウンロードが完了です。


ウォレット作成

パソコン画面の右上の「拡張機能マーク」を選択し、「Xverse Wallet」を選択。

「Create Wallet」を選択。

「Next」を選択。

さらに「Next」を選択。

「Continue」を選択。

「Terms of Service」(利用規約)と「Privacy Policy」(プライバシーポリシー)を確認し、問題がなければ「Accept」を選択。

「Backup now」を選択。

「Show」を選択。

英単語12個の「シード・フレーズ」が表示されます。
パスワード設定で使うので、しっかりとメモしてくださいね。

※「シード・フレーズ」はウォレット復元する場合に必要になります。
情報は他人に漏らさず、紙などにメモをして保管しましょう。

「Selected Words」に、メモした英単語12個(シード・フレーズ)を全て入力。

英単語の間は半角スペースを開けてくださいね。

さらに、画面下の「Verify」を選択。

新しくパスワードを決めて、「Continue」を選択。

もう一度同じパスワードを入力し「Continue」を選択。

下記の画面が表示されれば完了です。

以上が、ウォレットのダウンロードから作成までの手順となります。

 

③ビットコインを「Xverse」に送金

次は、作成したウォレット「Xverse」にビットコインを送金します。

コインチェックのアプリを起動し、アプリの下段より「ウォレット」を選択しましょう。

画面の中から、「BTC ビットコイン」をみつけて選択。

「送金」を選択。

コインチェックの送金先を「Xverse」(エックスバース)に登録します。

ウォレットに送金したビットコインが、Ordinalsを購入する資金となります。

ビットコインNFTを購入


ビットコインNFT「Ordinals」を扱っているマーケットプレイスである「Magic Eden」(マジック・エデン)アクセスしましょう。

「Magic Eden」(マジック・エデン)公式サイトをみる»

サイトにアクセスしたら、ビットコインを選択。

ウォレットを接続するので、「Connect Wallet」を選択。

 

 

「Xverse」を選択。

 

 

パスワードを入力して「Unlock」を選択。

 

「Approve」を選択。

 

 

画面右上にウォレットアドレスが表示されれば接続完了。

ここまでで、ウォレット接続の完了です。

では、目的のビットコインNFT(O-dinals)を選んで、買いたい作品を決定しましょう。

以上が、ビットコインNFTを買う手順となります。

ビットコインNFT「Ordinals」の今後

ビットコインNFT「Ordinals」の今後について、考察してみます。

「Ordinals」は、ビットコインとNFTの可能性を一層引き立てる、革新的な取り組みと言えます。

NFTの取引データは主にイーサリアムブロックチェーンを通じて行われてきましたがOrdinalsの出現により、クリエイターたちは新たな可能性を手に入れました。

とはいえ、使い勝手の悪さや解決すべき問題も多く、ビットコインNFTが広く普及しているとはまだ言えないのが現状です。

これからの問題点として、以下の3つが主な課題となっています。

・手数料がかかる

・処理能力の高さ

・市場の大きさ 

これらの問題について、詳しく解説していきます。

手数料がかかる

ビットコインNFTの第一の問題は、手数料になります。

ビットコインの取引量が増加し、ビットコインの価格変動が激しい時期には、手数料が上昇する傾向が見られます。

ビットコインの取引手数料はビットコインブロックチェーンの混雑状況に直接影響を及ぼしているからです。

これからOrdinalsが広く受け入れられ、多くの人々が取引を行うようになると、手数料がさらに高騰する可能性があります。

多数の取引が同時に発生すると手数料が上昇するため、ビットコインの処理能力はOrdinalsの普及を遅くするとも考えられるでしょう。

Ordinalsはこのような問題があり、イーサリアムのNFTの方が優位に立っていると言えます。

この手数料問題の解決策が見つかれば、Ordinalsの可能性はさらに広がり普及は加速するでしょう。

処理能力の高さ

次にビットコインの処理能力の高さについてです。

仮想通貨の取引時に、ブロックごとに記録できるデータ量に制限があるため、処理に時間が掛かる「スケーラビリティ問題」として知られています。

ビットコインは、1秒間に約6~7件の処理をするのに対し、イーサリアムは約2倍の13~15件の処理ができます。

別通貨のリップル(XRP)では約4,000件、そして処理能力の高さが特徴のソラナ(SOL)では最大で50,000件の処理ができます。

このような処理能力の違いから、ビットコインは他の仮想通貨と比較すると遅延が生じやすい問題と向き合わなければなりません。

市場の大きさ

最後に市場の状況について見てみましょう。

ビットコインNFTの市場規模は、現状すでに大きくなっています。

驚くことに、イーサリアムの約1/4の規模に達しており、ソラナ(Solana)やポリゴン(Polygon)を超えて現在は2位に位置している状況。

その一方、日本市場の現状を見ると、ほとんど存在しないと言っても過言ではないでしょう。

2023年3月に、アメリカ大手仮想通貨投資企業のキャラクシーデジタルは、2025年にはOrdinalsの市場規模は
45億ドル(約6,416億円)に到達すると発表しました。

あくまでも推定値ですが、イーサリアム(ETH)NFT市場の過去の成長率から見ても、今後ビットコインNFTは拡大する言われています。

ビットコインNFTは成長の余地が、まだあると解釈できるので、これからの市場の活性化に期待できますね。

まとめ:まずはビットコインNFTを触ってみよう

今回の記事では、ビットコインNFT「Ordinals(オーディナル)」について解説しました。

ビットコインNFT「Ordinals」についてまとめておきます。

まとめ
  • ビットコインNFT「Ordinals」とは
  • フルオンチェーンでセキュリティが高い
  • ビットコインNFTの買い方
  • 今後の可能性と未来について 

現在、ビットコインNFT「Ordinals」は、イーサリアムブロックチェーンと比べて普及度は低く、まだ改善すべき点が多いと言えます。

Ordinalsが直面する様々な問題が解決されると、ますます利用者数が増加すると予測します。

ビットコインNFT「Ordinals」は、未来の可能性を秘めた素晴らしい技術です。

今後のビットコインNFT拡大のために、試してみてはいかがでしょうか。

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